スウェーデン短期留学体験記
知能機械システム工学専攻2年 中田寛
私は平成25年10月からの2ヶ月間、協定校であるスウェーデンのハルムスタッド大学に短期留学し、交通事故の予防安全に関する研究を行いました。スウェーデンはヨーロッパでも有数の工業国であり、ハルムスタッドから電車で1時間ほどのイエーテボリには自動車メーカーのボルボの本社があります。また交通安全の先進国としても知られており、私の研究分野に最適な環境がありました。
ボルボミュージアム
イエーテボリの街並み
ハルムスタッドはスウェーデンの南部に位置し、比較的温暖な気候で夏季はリゾート地として知られています。ハルムスタッド大学は街の中心部から少し離れた場所にあり、5つの学部で構成された総合大学です。大学内は北欧らしいシンプルなデザインとなっています。ガラス張りの場所が多く、ほとんどの照明が暖色系の間接照明となっており、暖かく落ち着いた雰囲気の中で研究ができました。また研究以外のアクティビティも盛んで、毎週金曜日の夕方は研究室のメンバーでスポーツをしたり、ピザパーティーなどもありました。スウェーデンでは、研究ばかりに熱中せず、他のことも楽しみながら仕事をしているのが印象的でした。
ハルムスタッド大学の外観
ピザパーティーの様子
食事は、ジャガイモや肉がメインですが、近海で採れる鮭は日本で食べる以上に美味しかったです。またデンマークとは海を挟んで隣りあわせとなっており、週末は、観光や買い物にコペンハーゲンに行ったりもしました。スウェーデンだけではなく、他の国の文化や風習を実際に現地に行って体験できたのは、とても価値のあることでした。
私の拙い英語も理解しようという姿勢で聞いてくれ、気負わずに積極的にコミュニケーションを取ることができました。また研究で困っていた際も、いろいろなアドバイスをくれ、留学期間を通して、あちらの大学の教員、スタッフの優しさに助けられました。この留学を通して私は、英語によるコミュニケーションの重要性はもちろん、いろいろな国のいろいろな文化や、仕事のやり方なども学ぶことが出来ました。これはこれから社会に出る上でとても刺激的な経験になったと思います。