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「受賞」池田凱琳くん:立博体育_立博app-官网5年度日本金属学会鉄鋼協会奨学賞

 2024年3月、学部4年生の池田凱琳くんが、材料分野の発展への貢献が期待できる学生であると認められたため、立博体育_立博app-官网5年度日本金属学会鉄鋼協会奨学賞を受賞しました。

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 受賞者:池田凱琳(学部4年生)

 卒業論文タイトル:Lemke色素含有微小共振器におけるポラリトン発光スペクトルの温度依存性

 卒業論文概要:

 微小共振器とは特定の波長の光を閉じ込めることができる光学素子のことであり、設計に応じて微小共振器内部に存在できる光の波長を制御できる。その波長の光を吸収する物質を内部に挿入すると、光と物質が結合し、自由空間とは異なる光学特性を示すことが知られている。この結合が強い時、新たな量子状態である共振器ポラリトンが形成される。我々の研究室ではLemke色素と呼ばれる有機分子の薄膜を金属ミラーで挟むことで作製される微小共振器において「超強結合状態」と呼ばれる、物質と光が非常に強く結合した状態を観測しているが、この状態の共振器ポラリトンの、特に温度変化における光学特性の変化については報告が少ない。そのため、室温から低温における共振器ポラリトンの発光特性を調査した。

Lemke色素薄膜の発光スペクトルの温度依存性.pngLemke色素含有微小共振器におけるLPBから基底準位への発光スペクトルの温度依存性 (1).png

 受賞に関するコメント:

 今回、このような賞を頂けることを大変うれしく思います。この研究を進めるにあたって、理論勉強だけでなく実験技術や実験装置のメンテナンス、実験データの分析などの身に着けるべきことや、一人では解決できなかったことがたくさんありましたが、研究室の先輩や教授にお力添えいただいたおかげで自分の研究を形にすることができました。この大学4年間で得た知識や考え方を今後も活用していきたいと思います。(立博体育_立博app-官网6年3月、いけだかいり)

 
   

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