株式会社リコー × 香川大学 「IoT 人材育成教育プログラム」共同開発とオンライン成果発表会について
社会状況の変化や多様化する顧客ニーズに対応したサービスを提供するために,これまでとは異なるアプローチによるサービス創出をおこなう取り組みが求められています.
株式会社リコー × 香川大学 「IoT 人材育成教育プログラム」共同開発されたプログラムを用いた演習講義のオンライン成果発表が1月23日に行われました.
本プログラムは,身近な課題の解決方法を自ら発想し,自らプロトタイピングし、評価?実感するものです.プロトタイピングのためのツールとして、ifLink を用いています.ifLink は様々な IoT 機器や Web サービスをモジュール化することで、ユーザーが自由に組み合わせて便利なしくみを簡単に実現することができる IoT プラットフォームです.
■ ifLink オープンコミュニティ
https://iflink.jp/
本プログラムは,11月から開講された「サービス?イノベーション創造演習」で活用されてきました.「サービス?イノベーション創造演習」は,グループワークによるアイデア創出や,創出されたアイデアを具現化したプロトタイプ開発を通じて,サービスを生み出すための仕組みやプロセスを実践する講義科目です.
■ アイデアソンの様子
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■ ハッカソンの様子
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■ プロトタイプの様子
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■ 最終日(オンライン成果発表会)の様子
今年度テーマである「Withコロナ時代に学生である皆さんが豊かな生活を実現する仕組みや仕掛けを考えよう」の下,4つのチームによる発表が行われました.
(審査委員)
?株式会社 リコー 常務執行役員 野水 泰之 様
?株式会社 リコージャパン香川支社 支社長 平井 直樹 様
?香川大学 創造工学部 造形?メディアデザインコース 國枝 孝之
各チームの発表に対し,審査委員や本学の教員から鋭く,また適格な指摘?アドバイスを頂きました.
最終的に,審査委員による評価,参加者投票を通じて,それぞれの部門での優秀チームが選ばれました.
■ 担当教員による総評
この演習講義では,創造工学部の造形?メディアデザインコース,情報システム?セキュリティコースの学生が受講しました.また今回は,経済学部の学生にも,ゲスト参加いただき,チームが編成されました.それぞれの学生が持ち合わせる専門性を活用し,アイデアで終わらせるのではなく,IoTデバイスを用いたプロトタイプを2回行い,プレスリリースやIoTデバイスの選定やその動作トリガー,また出力の調整も見直し等,サービスの実効性や継続性を検討する上で必要となる試行錯誤まで行いました.演習講義を通じて,アイデアはいいけど,今世の中に存在しているデバイスだとうまくいかない(もっとこういうデバイスが欲しい),プロトタイプを試していたら,実は,こういう対象に絞った方がいいのではないか?等,今一度,プレスに立ち戻り,見直す中で,よりよいアイデアや実現方法を検討できたかと思います.
今回,3日目終了以降,立博体育_立博app-官网感染症の影響により,活動は,対面からオンラインになりました.そのような状況下でも,香川大学が提供するコラボレーションプラットフォーム【学内呼称:Kadams(Microsoft Teams)】を使いこなしながら,オンラインの成果発表会に向けて,各チームが各種資料の作成も含め準備することができました.物理的かつ同時に集まるのが難しい中で,同期,非同期の遠隔コミュニケーションを通じて,困難な状況を乗り越えた有意義な活動となりました.
関連ニュースリリース:
■ 香川大学と株式会社リコーによる「IoT 人材育成教育プログラム」の共同開発について
/files/2116/0489/8917/News_ReleaseIoT.pdf
■ 香川大学と株式会社リコーによる「IoT 人材育成教育プログラム」成果発表会について
/files/6916/1101/5097/20210118_iot.pdf
文責:後藤田 中