日本パッケージデザイン学生賞2023で宮内海さん?横手美紀さんが受賞
公益社団法人日本パッケージデザイン協会(JPDA)は、今年度が第2回となる学生向けのアワード「日本パッケージデザイン学生賞2023」を開催し、2年生の宮内海さんの作品「オイスターソース」が小川亮賞、同じく2年生の横手美紀さんの作品「COFFEE IN BOOK」が福田有美子賞の審査員特別賞を受賞しました。
パッケージデザインの新しい魅力と価値を学生と共に発掘?伝播していくことを目的に開催される同アワード。第2回となる今回は「ひらく」をテーマに、オリジナリティのあるパッケージデザインのアイデアが募集され、全国の大学?専門学校から513点の応募がありました。
一次審査では一次審査員(JPDA会員)により入選作品178点が選ばれ、香川大学造形?メディアデザインコースからは27点が入選に選出されました。香川大学は、全国の大学?専門学校の中で最多の入選数となりました。二次審査においてはJPDA会員審査員12名に外部特別審査員5名を加えた17名による討議にて、29点の入賞作品を決定いたしました。
■? 審査員特別賞 小川亮賞
? ?<オイスターソース> 宮内海さん
作品のコンセプト
開けた瞬間、カキ養殖の風景が広がるパッケージをデザインしました。このパッケージは牡蠣の形をしたオイスターソースの個包装です。従来のオイスターソースは瓶に詰められているため、「一度に使い切ることが難しい」という考えから生まれたこのパッケージは、使用するたびに私たちに海の中の牡蠣を連想させてくれます。
受賞のコメント
今回このパッケージをデザインする際に、使用後にオイスターソースが余るというユーザの声をもとに個包装のオイスターソースのパッケージを考えました。また、海の中が連想できるような美しいグラフィックを表現しました。審査員特別賞をいただけて大変嬉しく思います。授賞式で他大学の方やプロのデザイナーの方々との交流は大変勉強になり、とても刺激を受けるものでした。
■? 審査員特別賞 福田有美子賞
? ?<COFFEE IN BOOK> 横手美紀さん
作品のコンセプト
近年、読書離れという深刻な社会的問題が存在します。そこで、「本をひらく」をコンセプトに本を読む楽しさをもう一度思い出させ、本を読みたくなるようなパッケージを考えました。多くの人の読書の始まりは、絵本なのではないかと思い、絵本のかわいらしさと魅力を活かしたデザインを考えました。また、朝にコーヒーなどを飲む人は、新聞を読みながらや、テレビを見ながらなど何かをしながらの人が多かったので、コーヒーのパッケージにしました。
受賞のコメント
自分の作品が他人から評価されるのは初めてだったので、とてもうれしかったです。審査員の方のコメントを活かして、もっと良いデザインができるように頑張ります。
入選者(25名 エントリーID順)
勢登遥?近藤未菜里?小西亜衣子?弓場さとか?石田渚?大下真里奈?嶋津千咲?岩見愛香?山下あすか?林奏良?藤田若葉?長尾響子?坂東志織?青野きらり?風間葉月?田中菜月?西田怜実?小林直矢(修士1年)?高垣悠紀(修士1年)?藤原漱士?和佐晴香?中川花菜(3年生)?林瑞稀?佐伯一圭?戸川桃花(3年生)
注)記載のないものは全て2年生
https://student.jpda.or.jp/#winner
公式サイト
https://student.jpda.or.jp
指導教員:南政宏
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