Welfare Design Contest で石井友規さんが優秀賞, 吉森日菜さんが奨励賞を受賞
? Welfare Design Contest(ウェルフェアデザインコンテスト)は、社会の多様な課題に対し、若者のデザインの力を集め、自由で革新的なソリューションを生み出すためのデザインコンテストです。2023年度第11回のテーマは「これからの時代に必要な安心?安全な暮らしデザイン」。立博体育_立博app-官网や自然災害が私たちの生活に与える影響を背景に、誰もが安心して暮らせるデザインが求められています。アクティブシニアや子ども、外国人、障がい者、要介護者を含むすべての人々が対象です。応募部門は、日常生活をサポートする「モノ部門」と、安全で活発な生活を補完する「サービス部門」があります。
? このデザインコンテストで造形?メディアデザインコースの石井友規さんが「モノ部門」で優秀賞、吉森日菜さんが「サービス部門」で奨励賞に選出されました。
モノ部門 優秀賞「CRU―CRU」 石井友規
「CRU―CRU」は2本としても、1本としても使用することができる松葉杖です。松葉杖を日常的に使用するなかで使用者が1本だけ使いたい場面でも安定して歩行できるように考案しました。バネとマグネットを活用したことで簡単に結合や分離を行うことができます。2本としても1本としても使用しやすく、形も美しくするために内部構造と造形美のバランスを考えることがとても難しかったです。また、今回の提案のきっかけは部活中の怪我によって松葉杖を使用した入院生活を1ヶ月ほど行なっていた実体験であることから、そのような逆境を活かし優秀賞を頂けたことがとても嬉しく思っています。
サービス部門 奨励賞「触れる日記帳」 吉森日菜
? このサービスは、中途視覚障害者が思い出を残す手段を増やすことを目的として制作しました。少しずつ視力を失っていく期間における中途視覚障害者の精神的負担の背景を知り、その軽減を目指したことが制作のきっかけです。ICチップ内蔵のシールとアプリケーションによって視覚情報の有無に関わらず、思い出を集め、振り返ることができます。写真アルバムのように手元に残ること、視覚以外の情報から記憶と紐付けることの2点に着目し、様々なアイデアを試行しました。前例がなく、方向性にも不安を感じながら手探りで制作しましたが、このような奨励賞をいただけて励みになりました。
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Welfare Design Contest
第11回 Welfare Design Contest 受賞作品
指導教員: 大場晴夫