立博体育_立博app-官网

图片

コース紹介

ホーム > コース紹介 > 造形?メディアデザインコース > 過去のお知らせ > ifLink認定制度対応の教育プログラムをサービス?イノベーション創造演習で提供

ifLink認定制度対応の教育プログラムをサービス?イノベーション創造演習で提供

 香川大学 創造工学部 創造工学科造形?メディアデザインコースの2024年度の専門科目「サービス?イノベーション創造演習」において,2024年10月16日 にプレスリリースされた ifLink 認定制度を想定した演習がおこなわれました.この授業では,香川大学?情報化推進統合拠点?DX推進研究センターが参加する「ifLinkオープンコミュニティ」の教材を活用しています.

 2024年 9月3日(火)から2024年 9月6日(金)の4日間(1.5時間×16コマ)集中講義形式で行なわれたサービス?イノベーション創造演習においては,ifLink 認定制度の資格のうち,

?「共創プロモーター Level.1(基礎)
(ifLinkオオギリのやり方を理解し,ifLinkの発想をファシリテートしたことに与えられる資格)
?「レシピクリエイター Level.1(基礎)
(IF THEN の考えを理解し,ifLinkタッチレシピを作成したことに与えられる資格)

の2つが取得申請できるように演習プログラムを改善しています.

 具体的には,2024年度より,ifLink EXのアカデミック版を授業内に複数導入し,これまで実施してきた株式会社リコーとの共同教育プログラムに適用しています.

 従来の授業では,「IF~なら」,「THEN~する」の2つの組合わせに対し,IF-THENカードを授業側で作成?準備していました.また,受講生に対し,その組み合わせを行うことや,過去の受講生が作成したIF-THENルールを実際に動作させ体験することも行ってきました.ただし,限られた授業における導入部において,短時間でプロトタイピングの自由度を感じてもらうには,シンプルなifLinkであったとしても実際にデバイスを動作させるのは,時間制約上の課題がありました.

 そこで,プロトタイピングの試行錯誤をよりシンプルに感じてもらうため,今年度からは,導入部においてはifLinkタッチを用いています.ifLink EXのIF-THEN各カードには,QRコードが印刷されており,それを読み取ることで,実際に動作するイメージに近い動画が再生されます.これにより,一定時間内のプロトタイピング(ifLinkの動作体験)として,より多くのデバイスの動作組み合わせを疑似的に試行することができます.

iflink2024_01.jpg
図1:(左) IF-THENカードの組み合わせ検討の様子 (右) ifLinkタッチを動作させた様子

iflink2024_02.jpg
図2:ifLinkタッチに用いた過去の例(ユーザ?課題)

 2024年度の授業では,これまでの本授業で実際に形となったアイデア(図2のユーザ?課題)に基づき,IF-THENカードを用いて,アイデアを創出しながら,ifLinkタッチを用いて,様々なデバイスで動作させた場合の組み合わせを試行しました.QRコードにより,動作するイメージ動画が再生され,IF-THENの設定を一つ一つ行う時間が大幅に軽減されました.なお,有用な組み合わせは,新たな「ifLinkタッチレシピ」として,授業内でも受講生全体に共有され,認定取得のため実際に申請が行われました.

 授業導入部で,Teaching Assistant (TA)のファシリテートによる発想を体験した受講生は,2024年度のテーマである「うどん大学に来たくなるサービス?仕掛けを考えよう」に基づき,昨年度までと同様に,香川大学と株式会社リコーが開発した共同教育プログラム(図3)で取り扱う「エモグラフィ」,「アイデアスケッチ」,「スピートストーミング」,「ハイライト」を用いてアイデアを導き出しつつ,チームごとに「プレスリリース」を作成しました.その後,ifLinkによるプロトタイプの開発とその検証を行いました.受講生10名は,3つのチームに分かれた後はこのifLinkタッチ等を利用して,グループ内で自らファシリテートを行い,アイデアの改善を行いました.

 集中講義4日目は,最終審査(図4)は,本プログラムの関係者として,以下の審査委員3名により実施されました.

?リコージャパン香川支社長 藤原 晋治 氏
?香川大学 造形?メディアデザインコース 講師 松岡 慧 氏
?株式会社リコー デジタル戦略部 デジタル戦略?人材統括センター エキスパート 山田 哲 氏

 審査員からは,「いずれのグループも,例年と比べても,複数回の検証ができており,気づきを通じてアイデアが着実に改善できている.」との主旨の講評を得ました.

 なお,受講生10名とTA 3名の学生13名について,この認定制度に申請を行い,実際に認定されました.

■ ifLink認定制度
https://iflink.jp/certification.html
→ 本コースの外村 理穂さん,目野 葵さん,村川 裕輔さんが認定取得者の声として掲載されています.

 ifLinkオープンコミュニティでは,認定取得を通じて,学生と会員企業との相互交流機会が検討されており,今後授業外でも会員である企業?団体(他の教育機関含む)との相互交流の機会を設けていきたいと考えています.


iflink2024_03.jpg
図3:(左)ハイライトでのアイデア評価の様子(右)個々のグループに分かれ解決方法を検討する様子

iflink2024_04.jpg
図4:(左)ifLinkを動作しながら寸劇発表を行う様子(右)発表に対する審査員の質問の様子

iflink2024_05.jpg
図5:受講生,審査委員を含む授業関係者による集合写真

関連ニュースリリース?参考記事:

■ 150以上の会員企業?団体がオープンイノベーションを実践するコミュニティ、共創の実践力を認定する『ifLink認定制度』を開始(2024年10月16日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000063659.html

■ ifLink認定制度(2024年10月16日)
https://iflink.jp/certification.html

■ デジタルイノベーション体験ができる「ifLink EX」を提供開始(2023年11月10日)https://www.global.toshiba/jp/news/digitalsolution/2023/11/news-20231110-02.html

■ 後藤田教員と國枝教員が2022年度中国?四国工学教育協会賞を受賞しました。(2022年9月22日)
/kagawa-u_ead/course/modeling/news/29018/

■ 東芝デジタルソリューションズ DiGiTAL CONVENTiON
「オープンコミュニティで拡がる モノやヒトが繋がる新たな世界(第2回)」(2021年5月26日)
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution/articles/digicon/2021/32.html

■ 東芝デジタルソリューションズ DiGiTAL CONVENTiON
「オープンコミュニティで拡がる モノやヒトが繋がる新たな世界(第1回)(2021年5月21日)
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution/articles/digicon/2021/31.html

■ 株式会社リコー × 香川大学 「IoT 人材育成教育プログラム」共同開発とオンライン成果発表会について(2021年1月25日)
/kagawa-u_ead/course/modeling/news/25749/

指導教員:後藤田 中松岡 慧國枝 孝之
(情報化推進統合拠点?DX推進研究センター?特命准教授?浅木森?浩樹,特命教授 山田 哲

学部紹介