香川大学 創造工学部 助教 小宅 由似
- 専門分野
- 緑地管理学
- 主担当コース
- 建築?都市環境コース
- 担当科目
- 環境生態学,緑化の理論と技術,測量学実習
自己紹介?研究紹介
「人の手が入った緑(植生)は、その後時間の経過とともにどのように変化していくのか?」をキーフレーズとした研究を手掛けています。温暖多雨な日本の自然環境下では、原則として植生は徐々に常緑の森林に変化していきます(植生遷移)が、人の手により生育環境を整えられたり、植物を導入(緑化)されたりした場所では、手つかずの自然と比べて植生遷移の様子が少し異なるかもしれません。例えば、苗木を植栽した場所では、植生遷移の段階のうち草原を飛ばしていきなり森林が現れます。緑化の工法や条件の差によって、緑化地の植生はどのような遷移を辿るのか、時間の経過と植生の様子の関連付けを目的として研究を行っています。
Message
-受験生の皆さんへ-
大学生活の4年間は自由に使える貴重な時間です。せっかくの自由な時間、様々なことに挑戦してほしいのですが、「現地?現場に赴き、見て、聞いて、触って確かめる」ことを大事にしてほしいと思います。
私の研究では緑化地に出かけていき、そこに生育する植物の種類や様子を記録していく調査を基本としています。今の時代は便利なもので、航空写真や統計データなど、現地に赴かなくても得られるデータはたくさんあります。しかしやはり、現地を実際に見てみないとわからないことも多く、また現地で見たことを理解するためには知識も必要です。
大学生活を通して、大いに学び、学んだことを活かして実際に見たものをより深く理解する面白さを体験してもらいたいと思います。書を持ち、外に出よう!
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