2016年06月08日
平成28年6月6日(月)15:00から、工学部キャンパスにおいて香川大学アドバンスト?セミナーが開催され、工学部学生の他、他学部の学生、教職員、外部の方など、約90人が参加しました。
今年度第一回目となった今回は、九州大学大学院工学研究院応用化学部門主幹教授の君塚信夫先生を講師に迎え、「チームワークの化学-分子の自己組織化とフォトン?アップコンバージョン-」をテーマにご講演いただきました。
生命系において、様々な分子が自発的に組織構造を創り上げる「自己組織化」現象を光に応用して開発されたフォトン?アップコンバージョン技術について、開発に至る経緯、今後の可能性などを詳しくご紹介いただき、異分野から学ぶことの意義を伝えてくださいました。参加した学生らは、最先端の研究内容について、大変貴重なお話を熱心な様子で聞き入っていました。
講演会の様子
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会場の様子
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?以下は事前に周知した内容です
? 香川大学アドバンスト?セミナーを開催します(2016.6.6)
?今年度、第一回目となる香川大学アドバンスト?セミナーが、平成28年6月6日(月)に工学部キャンパスにて開催されます。対象は香川大学の学生ですが、学外の方もご参加いただけます。
?日 時: 平成28年6月6日(月)15:00~16:30
場 所: 香川大学工学部3号館3階3301講義室
(高松市林町2217-20)アクセス案内はこちらをご覧ください。
テーマ: チームワークの化学 -分子の自己組織化とフォトン?アップコンバージョン-
講 師:?? 君塚 信夫(九州大学大学院工学研究院応用化学部門 主幹教授)
内 容:
生命の最小単位である細胞は、様々な生体分子やタンパク質がひとりでに集まって秩序ある組織構造を創り上げています。このような分子の自発的な集合現象は”自己組織化”と呼ばれます。例えば植物の光合成においては、弱い太陽光を捕集して有効に利用するために、分子の自己組織化が高度に利用されています。このような分子の自己組織化現象を利用すれば、各々の分子では実現できないチームワークを生み出すことが可能となります。私たちは生命系における分子組織化に学び、低エネルギーの光を高エネルギー光に変換する自己組織化フォトン?アップコンバージョン技術を開発しました。このフォトン?アップコンバージョン技術は、将来的には光触媒や太陽電池など、太陽光の利用効率を高める技術として大きく期待されています。セミナーでは、分子の自己組織化をどのようにしてフォトン?アップコンバージョンに結びつけたかについて紹介し、異分野を学ぶことの意義についても考えたいと思います。
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