6月1日（金）の「経済法(1)」の授業において、公正取引委員会事務総局四国支所長である島田成久氏より「市場における競争と公正取引委員会の役割」をテーマにご講演いただきました。
　公正取引委員会は、独占禁止法の目的を達成することを任務とする行政機関であり、「市場の番人」として独占禁止法や下請法を運用しています。当日の講演では、公正取引委員会の概要、カルテルや私的独占、不公正な取引方法に関して独占禁止法違反が具体問題となった、具体的な事件についてお話してくださいました。
　また、公正取引委員会の具体的な業務である独占禁止法の違反手続きの調査について、「立入検査」、「供述調書」、「行政処分案の作成」という過程を詳しく解説していただきました。最後に、進路と公正取引委員会として、「企業」、「公務員」、「法曹関係」と公正取引委員会の関係についてもご説明していただきました。