近年の訴訟の変質、増加に伴い、弁護士だけでなく司法書士、税理士、土地家屋調査士、社会保険労務士といった隣接法律専門職へのニーズが高まっている。
本ユニットでは、多様化?複雑化した現代社会に対する幅広い視点を備えつつ、こうした法律専門職に求められる高度な法的知識と技能を修得するために、実定法分野を中心とした法学に関する専門科目群を提供する。
本ユニットでは、主として行政の立場から、変動する地域社会が抱える課題の解決に取り組むことのできる人材を養成することを目指す。そのために、行政法系科目や刑事法系科目を中心として、地域社会が抱える課題に法的にアプローチする上で必要とされる専門的な法的知識と、幅広い視野を身につけることができる科目群を提供する。
本ユニットでは、経済学および政策科学の専門分野を基盤とし、公共政策や企業経営の理論?実践にかかわる専門的素養を身につけるための科目群を提供することにより、政府?地方自治体?民間部門などの様々な立場において社会の諸課題の解決策を提案し、持続可能な社会の実現に貢献することのできる人材を育成する。
本ユニットでは、ビジネスを取り巻く環境の変化に柔軟かつ迅速に対応できるよう、経営学、会計学、商学、ファイナンスなどビジネスマネジメント全般の幅広い専門知識や論理的な思考力を修得するための科目群を提供する。これにより、学術的な観点から産業界が抱える実務的課題を発見?分析し、その解決策を提案することで、イノベーションの創出や産業の持続的発展、健全な経営体制の構築に貢献できる専門人材を育てる。
急速なデジタル化に伴う生活様式の変化や働き方の変化を受けて、地域を主体とした持続可能で戦略的な地域運営能力を有する人材養成を目指す。グローバルな視野から瀬戸内圏あるいは香川を中核としたローカルの価値を認識し、地域資源の保全や活用を検討?実践できる能力を身につける。経営学?人文学?工学?環境学?デザイン学などを融合する観光学類に関する幅広い専門知識や倫理的教養を修得するためのプログラムを提供する。
本ユニットでは、持続共生社会の実現に必要な4つの力能―①21世紀社会に相応しい新たな価値?社会像を提案できる②技術を通して社会的な課題を支援?解決できる③言語?文化の相互理解を通して価値実現ができる④制度やシステムとして社会に具現化できる―を備えた人材を養成する。そのために [価値創造科目群][技術支援科目群][言語文化支援科目群][制度システム構築科目群]と「持続共生社会創成論」(コア科目)を提供する。
「子ども」に関わる課題は、持続可能な開発目標(SDGs)と深く関わる国際的課題であると同時に、それを地方分散型社会において実現するにあたっては、地域に根ざした取り組みが不可欠である。本ユニットでは、医学?心理学?社会学?教育学?福祉学?法学?政策学?スポーツ科学等、関連領域による学際的協同の視点から「子ども学」のグローカル性を理解し、高度専門的視点を有する実践者を育成する科目群を[子ども-社会][理論-実践]の2軸から提供する。
本ユニットでは、人文的知識をベースにした総合的な判断力を「人文的実践知」と定義し、この能力を身に着けた人材を養成することを目指す。そのために、グローバルな視点も踏まえつつ、文学、語学、哲学、思想、歴史学、地理学、人類学、民俗学、社会学など広く人文学を専門とする教員が協働し、持続可能な地域社会の実現を見据えた「人文的実践知」を習得するためのプログラムを提供する。
社会で生じる様々な危機(例えば、自然災害や感染症)を複眼的に解釈し、危機から生じる被害の軽減?回復の諸問題について効果的な解決策をデザインできる専門能力を身に付けた人材の養成を目指す。そのために、専門分野の異なる教員が協働し、危機管理に関する工学、医学、心理学、情報科学、法学、経済学等を含めた学際的な理論や危機管理の実践知を修得するためのプログラムを提供する。
本ユニットでは、ため池?豊島?里海に代表される瀬戸内環境をベースに、グローバルな国際共同研究の現場とも往還しながら、環境科学に基づき、持続可能な未来の循環型環境をデザインする。気候変動影響緩和?適応策、持続可能な循環型地域環境のデザイン、自然環境の変動メカニズムの解明等の工学的課題に、自然と人間の歴史的関係を踏まえたジオパーク運動、生涯教育及び学校教育支援を含む地域での環境科学や環境デザインの教育普及活動の実践的展開等の人文社会科学的なアプローチを結合させる。アジアを中心とした海外の諸大学の若手?大学院生と、短期長期の留学や遠隔技術も用いて広く結合して互いに成長しあうプログラムや、数理モデルや地球環境ビッグデータ解析法の活用を習得するプログラムを提供する。
持続的社会の質の向上と多様な社会を生き抜く力を養うために、アート、メディアデザイン、プロダクトデザイン、エンジニアリングデザインの叡智を融合しイノベーションを創出できる能力を養う。現代社会の地域が抱える問題に対して学際的な視点からより多くの共感を得て、地域の伝統?特色を活かした持続可能で一人一人が豊かになるモノ?コト?場を提案し、地域の文化振興、地域芸術を広く世界へ発信する能力の育成を行う。
現在、成熟型社会においてインフラ構造物の維持?補修?更新に対する最適化が必要とされている。本コースでは、土木?建築分野のインフラに対する新しいアセットマネジメント手法を開発することを目的として、各種構造物の新しい構造設計や耐久性設計手法や、種々のハザードを想定したリスク算定手法を習熟するとともに、材料の性能評価やリサイクルシステムの構築手法についても習熟する。
本ユニットでは、自然科学と工学の理解を基盤として、高度な光?量子材料科学に関する知識?技術を修得し、持続可能な社会の実現に貢献できる人材を養成することを目指す。そのために、機能性材料化学、構造材料科学、情報通信などとの分野横断も視野に入れ、主に物理学系、応用物理学系を専門とする教員が協働し、世界に通用する最先端の研究活動を通じて「光?量子材料科学」を習得するためのプログラムを提供する。
軽量、かつ、製造?廃棄コストを低減できる機能性材料の開発は、地域の特性に適合した新産業の創出など、持続可能な地域分散社会の構築に重要な役割を果たすと考えられる。
本ユニットでは、機能性有機材料?機能性セラミックスを専門とする教員が連携し、新しい機能性材料のデザイン?合成やその機能性評価ができ、世界でトップレベルの材料開発?研究を積極的に推進できる高度な能力を有する 科学技術者を育成するためのプログラムを提供する。
工業製品の骨格である構造材料の高機能化と発展は21世紀社会の諸問題の解決に貢献することから、最先端構造材料科学の基礎および専門知識を身に付け、工学的に応用できる実践的能力を修得した人材の養成を目指す。加えて光?量子材料科学、機能性材料化学、機械工学基盤など分野横断的な学びによる多面的かつ創造的実践力を身に付け、世界に通用する技術者を育成するプログラムを提供する。
本ユニットでは、高度な機械工学の専門知識を基盤とし、人?動物?植物といった生体と、自然環境の計測を通じて、社会課題の解決に資する革新的な機械システムを開発できる人材を育成する。計測機械システムを構成する上で必要となる機械工学の実践的知識?技術を習得するとともに、計測対象に関する知識とそこで価値を生む計測技術を創造するための分野融合的科目を配置する。
本ユニットでは、少子高齢化、地方創生など現代社会における諸課題を解決する知能ロボットシステムを設計?運用するため、メカトロニクス、医療?福祉,人間機械系など分野横断的かつ高度な専門知識を修得するための科目群を提供する。高度かつ分野横断的な専門知識の修得により俯瞰的、多角的思考能力を身につけることで、地方発のイノベーションの創出、持続可能な社会システムの実現ができる人材を育成する。
本ユニットでは、材料力学?熱力学?流体力学?機械力学?システム(情報)の統合化による機械基盤技術の専門能力を有し、イノベーション創出のためにこれらの技術を革新的に応用できる人材の養成を目指す。そのために、機械設計(具現化)を修得する教育プログラム、高度な研究開発能力を涵養する実践プログラム、社会課題の解決に資するグローバルな視点を修得できる分野融合科目(地球環境、法工学など)を配置した教育プログラムを提供する。
本ユニットでは、リアルとデジタルが融合するアフターデジタル時代にむけ、ヒューマンインタフェースデザイン能力、セキュリティリスクマネジメント能力、情報システムの設計?開発およびそれら用いたサービス/システム創出能力などを身につけた人材の育成を目指す。これらの能力を習得するために、ヒューマンインタフェース、情報セキュリティ、ソフトウェア工学、プロジェクトマネジメントなどに関する科目群を提供する。
持続可能な地方分散社会を実現するためには、世の中の全ての情報をデジタル化し、通信ネットワークで人工知能と結ぶことで、高度なサービスを提供するデジタルトランスフォーメーション(DX)が必要とされている。さらに、これらの技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れてイノベーションを創出し、一人一人のニーズに合わせる形で社会的課題を解決する新たな社会はSociety 5.0と名付けられた。本ユニットでは、それらの基盤技術である、センシング、通信ネットワーク、人工知能?解析技術に関する高度な専門知識を習得した人材を育成する。
建築学は、計画系、環境系、構造系の3分野に大きく分けられ、自然科学だけでなく、人文社会科学や芸術学に至るまで幅広い知識が要求される。本ユニットでは、安心?安全、便利、快適に加え、自然環境や風土と調和した建築物を設計できる人材を育成することを目的として、建築学に関する総合的な設計手法を習得できる科目群を提供する。
近年、Society 5.0に生きるために数理?データサイエンスの素養を持つことが求められている。
本ユニットでは、数理?データサイエンスのリテラシレベルの知識を修得している学生を対象として、それら知識の高度化をはかる。哲学、数学、情報学、人工知能などの高度専門知識や応用事例を学修し、多様な問題やこれからの社会に対して自ら適応的に数理?データサイエンスの知識を活用できる人材育成を目指す。