香川大学
女性研究者の
裾野拡大を見据えた取組を
人生100 年時代、全ての人に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。一方、少子高齢化が進む中にあって、女性の活躍の推進は、日本の将来の発展のためにも不可欠の取組といえます。この社会的課題を大学の教育?研究の場に反映させ、女性研究者の活躍が促進される環境を整備していくことは、大きな使命と考えます。香川大学では、このような社会の動向やニーズを踏まえ、学生?教職員が様々な性別や年齢、職階、ライフステージにおいて協力し合い、生き生きと活躍し、また、生活を大切にしていける学内の風土づくりに努め男女共同参画を積極的に推進しております。このロールモデル集に登場する女性研究者の研究や、生活と仕事の調和についての工夫を知ることにより、後に続く若手女性研究者が多くを学び、より一層その道に邁進する力を得て、裾野拡大につながることを期待しています。
筧 善行 KAKEHI Yoshiyuki 香川大学 学長
香川大学 男女共同参画推進室
ダイバーシティから
大学?社会の活性化へ
香川大学に着任し20 年以上が経ち、研究者としての道を進んでそろそろ30年になります。当時は、女性研究者の数は決して多いとは言えず、信頼できる指導教授やともに研究者の道を歩む仲間と様々に議論しながら、変化する社会の中で自分なりに研究テーマについて考え、研究成果を発表することに努めてきました。新たな研究課題を探求しつつ、研究と生活の調和を進めることは自らにとっても重要なテーマです。香川大学という組織の中で、全ての研究者が研究と生活の調和?両立を実現し、さらにより多くの女性研究者が、キャリアアップを目指す環境が整備されることは、これからの大学全体の発展には欠かせない牽引力となり、それに向かって組織として一丸になれるように考えていきたいと思います。
研究者へのメッセージ
長期的な視野?展望を持って、それぞれが研究に打ち込める大学での環境整備を目指し、様々な形で社会に貢献できる研究成果の達成に向けてともに歩んでいきましょう。
柴田 潤子 SHIBATA Junko
香川大学 男女共同参画推進室長、香川大学法学部 教授 学長特別補佐 略歴/京都府生まれ。上智大学法学部卒業、上智大学大学院法学研究科に進学。1997 年より香川大学に着任し、1999 年~ 2000 年アレキサンダー?フォン?フンボルト給付生として現ドイツマックスプランク?イノベーションと競争研究所に留学し、2015年~2017年香川大学副学長、2010 年より日本経済法学会理事、2015 年より香川大学男女共同参画推進室長。
香川大学の取組
女性研究者の研究力向上を目指し、研究補助者の配置、研究力伸長セミナー等の開催、共同研究事業、海外論文投稿や校閲補助支援等の事業の取組を行っています。平成23 年度より教職員の子どもを短時間預かりサポートをする「香大っこサポーター」学生の養成を行い、入試時の託児も継続的に実施しており、学内においても高く評価されています。また、教育研究評議会の評議員に女性研究者が常態的に参画できる仕組の構築及び全学各学部の女性研究者とのキャンパス?メンター?ミーティングの開催等、女性研究者の上位職?管理職への登用につながる支援も積極的に行っています。今後は、女性研究者の会の設立等、事業取組の土台を構築し、女性研究者の裾野拡大に向けた取組等、男女共同参画推進に向けたダイバーシティ事業への更なる事業展開を推進していきます。
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2020年9月17日開催「キャリア形成支援セミナー/女性リーダー育成セミナー」
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2020年12月11日開催「連携× 統計セミナー2020」
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香川大学男女共同参画推進室ニュースレター「Olive?Heart 通信」
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「ワーク?ライフ?バランス応援ハンドブック」
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2019年度サマースクール
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2019年度女性リーダー育成セミナー
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2019年度統計セミナー
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2018年度介護セミナー
香川大学 男女共同参画推進室
〒760-8521 香川県高松市幸町1番1号
Tel.087-832-1055
http://www.kagawa-u.ac.jp/sankaku/index.html
Mail. sankaku-alpaca-h@kagawa-u.ac.jp
2020年度四国ダイバーシティ推進委員
- 柴田 潤子[男女共同参画推進室長/法学部 教授]
- 清水 裕子[男女共同参画推進室 副室長/医学部 教授]
- 村上 弥生[男女共同参画推進室 コーディネーター]
- 小西 誠二[給与福利グループ 次長]
- 和泉 佐知代[給与福利グループ サブリーダー]
- 小方 朋子[男女共同参画推進室 副室長/教育学部 教授]