香川大学川人 潤子KAWAHITO Junko
- 香川大学大学院医学系研究科 臨床心理学専攻 心理学分野 准教授
- 博士(心理学)
略歴/徳島県生まれ。福山大学人間文化学部心理学科卒業後、臨床心理士資格取得を目指して、広島大学大学院教育学研究科心理学専攻博士課程前期へ進学。その後、同大の博士課程後期を修了し、母校である福山大学に助教として着任。比治山大学健康栄養学部管理栄養学科准教授を経て、2018 年より現職。
略歴/徳島県生まれ。福山大学人間文化学部心理学科卒業後、臨床心理士資格取得を目指して、広島大学大学院教育学研究科心理学専攻博士課程前期へ進学。その後、同大の博士課程後期を修了し、母校である福山大学に助教として着任。比治山大学健康栄養学部管理栄養学科准教授を経て、2018 年より現職。
博士課程修了後、細々と研究を進め、出産?育児のため2018 年度は研究を中断しました。産後、母親業の多さに驚き、自分の時間が持てないことに歯がゆさを感じることもありました。その後、産後半年で職場復帰しましたが、1 年間は頭が思うように働かず苦労しました。しかし、ダイバーシティ研究環境調和推進プロジェクトの研究補助者雇用や共同研究助成のお陰で、研究を何とか進められています。現在は、限られた時間で研究するためか、産前よりも効率が上がった気がします。今は育児ストレスの改善?予防にも関心が向いています。自分の生活と研究がリンクし、日々の疑問を学術的に解明できるところが研究の面白さだと思っています。
研究テーマ
抑うつ改善のための心理教育プログラムの開発
博士課程前期以降、科学研究費補助金を得て、抑うつ改善のための心理教育プログラムを大学生、うつ病患者、若年労働者に実施してきました。2019 年度は、ICT を活用して、WEB 上で受けられる心理教育プログラムの開発と効果を検討しました。
肥満の注意に関する心理学的研究
ここ数年は、科学研究費補助金を得て、肥満の方が高カロリーな食べ物に注意を向けやすい、という視線の特徴を実験的に明らかにしようとしています。今後は、基礎的データを踏まえ、肥満の方の摂食行動の変容に関する研究を進めていきたいと思っています。
コロナウイルス感染症による心理的影響の解明
サイドワークとして、所属学部の先生方とチームを組み、コロナウイルス感染症が私たちに与えた心理的な影響について、質問紙調査やインタビュー調査から明らかにしようとしています。感染症への心理的対策や予防策を提案したいと思っています。
写真:①抑うつ ②肥満 ③感染症
臨床心理学、健康心理学