立博体育_立博app-官网6年12月10日(火)、香川大学幸町キャンパスの図書館中央館にて、「第10回ビブリオバトルin香川大学」を開催しました。

 ビブリオバトルとは、日本で発祥した書評イベントの一つで、ビブリオバトラー(発表者)たちがおすすめ本を持ち合い、1人5分の持ち時間でその本について紹介するコミュニケーションゲームです。発表後、バトラーと観客の投票により一番読みたくなった本、「チャンプ本」を決定します。ビブリオバトルは大学を初め、高校や中学校、公共図書館や民間団体等で全国的に行われているイベントです。ビブリオバトルを通して、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、論理的思考力、質問対応力?応答力、批判的思考力?分析力、表現力?創造力と言った能力や、読書習慣と探求心が身に付きます。

 今回は3人のバトラーが発表し、投票の結果、齋藤彩著『母という呪縛 娘という牢獄』(バトラー:教育学部1年 三好 愛花さん)がチャンプ本に決まりました。実際に起きた事件を基にした作品です。ビブリオバトル終了後、吉田図書館長から「今年もレベルの高い発表だった。チャンプ本獲得者の三好さんは、他のバトラーが先輩ということもあって緊張していたようですが、感情のこもった熱意が伝わってくるほど良い発表でした。また、バトラーも文系と理系で発表の手法が異なることが印象的でした」と講評がありました。

 また、学生に図書館中央館に所蔵している資料に興味を持ってもらうために附随企画として開催していたPOPコンテストの結果も発表しました。POPコンテストには学生から6作品の応募があり、来館者からの投票で最優秀賞?優秀賞を、さらに、吉田図書館長が選ぶ館長賞を決定しました。その結果、夏目漱石著『夢十夜』を紹介したPOPが最優秀賞を、辻村深月著『ツナグ』を紹介したPOPが優秀賞を、そして、山納洋著『カフェという場のつくり方』を紹介したPOPが館長賞を受賞し、受賞作品の制作者には、賞状と景品が贈られました。