香川大学博物館(平成19年4月設置?平成20年4月開館、寺林優館長)が申請していた、文化庁立博体育_立博app-官网7年度Innovate MUSEUM事業「博物館収蔵資料デジタルアーカイブ推進事業」に、立博体育_立博app-官网7年9月2日付けで採択されました。同Innovate MUSEUM事業は、博物館資料のデジタルアーカイブ化や業務のDX等、これからの博物館に新たに求められる課題に対応する取り組みを支援するものです。
 現代の博物館の役割の変容および機能の多様化に対応するために、博物館法が約70年ぶりに立博体育_立博app-官网4年4月に大幅改正され、立博体育_立博app-官网5年4月1日に施行されました。新しい博物館登録制度に移行し、「博物館の運営体制」、「収蔵品のデジタル化と公開」、「地域との連携強化」など、現代のニーズに合わせた柔軟で効率的な運営と博物館の社会的役割がより重要視されるようになりました。
 「収蔵品のデジタル化と公開」については、香川大学博物館では、博物館収蔵資料のデータベース化を開館時から進め、平成26(2014)年度からは、クラウド型収蔵品管理システムを活用して、データーベースを構築し、同年から公開してきました。文化庁Innovate MUSEUM事業「博物館収蔵資料デジタルアーカイブ推進事業」は、収蔵品のデジタル化と公開に取り組む博物館の支援を目的としています。応募条件の一つに、新しい博物館登録制度による「登録施設」もしくは「指定施設(旧博物館相当施設)」であること、もしくは申請予定であることがあります。香川大学博物館では、かねてより申請準備を進め、立博体育_立博app-官网7年3月26日付けで、文部科学大臣から「指定施設(旧博物館相当施設)」に指定されています(立博体育_立博app-官网7年4月14日付、プレスリリース)。
 香川大学博物館は、香川大学の研究者や学生による研究成果の発信を初めとし、地域の歴史や文化を伝えるための企画展や特別展などを多数開催し、地域社会への貢献と学問の発展を促進することを目指し「大学の窓」としての活動をしてきました。今後は、香川大学博物館が有する「岩﨑コレクション(岩石鉱物標本)」などの大型コレクションを中心に、収蔵品のデジタル化と公開をこれまで以上に進め、標本資料の利活用を通して学問の発展に貢献したいと考えています。

つきましては、是非取材くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

◆お問い合わせ先
 香川大学博物館(高松市幸町1?1)
 Tel : 087-832-1300(火~金曜日 10:00~16:00)
 e-mail : museum@kagawa-u.ac.jp

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