12月19日(月)、長尾 省吾 学長による卒業予定者対象の講演会を行いました。『社会に飛躍する若者に向けて』と題して行われたこの講演会は、遠隔会議システムを利用して各キャンパスに配信されました。卒業を間近にひかえた多くの学生が学長からのメッセージに聞き入っていました。

今回の講演会は、長尾学長の学長就任が今年10月であり、卒業予定者とキャンパスで過ごす時間がわずか6ヶ月であるため、「少しでも多くの時間を共有し、将来に向けてのメッセージを伝えたい。」という学長の想いにより企画されたものです。

講演会では、学長が自ら作成したスライドを用いて、学長の学生時代、米国シカゴ留学時代など若かりし頃の経験を語り、「それらすべての経験が良き勉強材料だった。」と振り返りました。そして、香大生にとっても学生生活の様々な経験がすべて貴重なものであることを伝えていました。

また、非常に難度の高い脳手術を成功させた経験について、実際の手術の動画を用いながら語りました。そして、「君たちにも『自分が世界一不幸』、『世界一つらい』と思うような困難が何度も訪れるだろう。しかし、『自分がやるしかない!』と覚悟を決めたとき、人間は成長していく。志を高く、ベストを尽くすように!」と熱いメッセージが語られました。

講演会に参加した経済学部4年生の河原 勝浩さんは、「手術の動画や留学経験、学長の3つのポリシー『学生を愛し、自分の仕事をみがき、背中で伝える』がとても印象に残った。来年は社会人1年生。どんな苦労も『成長するためのステップ』と前向きに捉えて頑張りたい。」と語っていました。

(記事:学務グループ)