平成30年度 創造工学部、医学部臨床心理学科の新設 経済学部、農学研究科の改組
香川大学は、かねてから、「地域に根ざした学生中心の大学」として、地域の防災?危機管理、地域をフィールドにした地域活性化教育などを推進してきました。第3期中期目標(平成28~33年度)においても「地域活性化の中核的拠点としての機能強化を目指し、特定の分野においては、世界ないし全国的な教育研究を目指す」ことを基本的な目標に掲げています。
香川県の最も大きな課題に「人口減少」があり、特に、若い世代で県外への転出が多く見られます。そのため、若い世代の地元定着を促進し、地域の産業界からの要望に応えるためにも、香川県の地域資源を活かし地域の活性化に資すると考えられる分野での人材養成を強化する必要があります。
このような状況の下、機能強化策の主たる計画として、平成30年4月に創造工学部、医学部臨床心理学科の新設及び経済学部、農学研究科の改組を予定しています。
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iDEAリーフレット(PDF:5404KB) |
◆新設
我が国全体が抱える社会構造の変化に伴う諸問題を解決し、地域振興?活性化のためにも香川大学は新たな視点で人材育成を行っていく必要があります。特に、専門分野の枠を超えて俯瞰的な視点を持ち、習得した知識?技術を社会に応用できる実践的?専門的な能力を有するイノベーション人材の育成は喫緊の課題です。
ものづくり?ことづくりを通じたイノベーションを進めるにあたり、価値創造に繋がる「デザイン思考能力」、価値創造に伴うリスクを管理する「リスクマネジメント能力」、専門分野の枠を超えて多様な価値観を理解する力が求められています。そのため、香川大学創造工学部は、以下の素養を備えた「次世代型工学系人材」を育成します。
1) 専門分野を問わず工学系人材として必要な数理的基礎力
2) 高い倫理観とそれに裏打ちされた対人コミュニケーション力及び異文化コミュニケーション力
3) 地域を理解し、地域と協働して価値の創造を行う力
4) 審美力、多様性理解力、企画力、プロトタイピング力などを統合したデザイン思考能力
5) 様々なリスクを把握?抽出し事前に対応策を講ずるとともに、想定外の事態にも対応できるリスクマネジメント能力
創造工学部ホームページはこちらよりご覧いただけます。
保健医療、教育、福祉等の分野で活躍する心理援助職の養成を目的とし、公認心理師(平成29年9月までに施行)の資格取得にも対応した臨床心理学科を医学部に、全国の国立大学で初めて設置します。医学部に設置することにより、医学的知識や医療現場での体験を有する心理援助職を養成することができます。
◆改組
社会?地域のニーズに応え、地域に貢献する人材を養成するためには、既存の人材像、学科体制、教育課程等を見直し、これらを改革する必要があります。
経済学部は、現行の3学科を1学科とし、時代の流れに沿い、社会?地域のニーズ調査?分析を踏まえた5コースを設定します。1学科の同一カリキュラムにすることで、これまで各学科が培ってきた専門教育やフィールドワーク、グローバル人材育成などのそれぞれの学科の長所を学部全体に広げます。また、夜間主コースにおいては、社会人学生の実務面からの需要(教育内容)に応えるために、経済(経営)学に法学分野を加えたより広汎な教育課程とします。これらの改組に併せ、入学定員を昼間コースでは280人から240人に、夜間主コースでは20人から10人に削減し、より一層少人数教育を充実させます。
動植物?微生物等の機能や有用性を食品生産、生物資源の利活用と開発、環境の保全等へ広く応用展開する応用生物学と本学の強みである希少糖に関する高度な専門知識と技能を備え、国内外の多様な生物産業関連分野で活躍できる高度専門人材を育成します。 希少糖分野の教育課程を、一層深化?高度化させ、研究科全体で希少糖の教育研究を推進します。
◇記者発表
◇大学改革構想2018 (かがアド特集ページ)
巻頭特集 座談会 (PDF:4957KB) |
地域とともに発展する新しい香川大学に期待しています。 |
香川大学改革構想2018 (PDF:2341KB) |
イノベーション人材が生み出す ひとを幸せにするものづくり 創造工学部(仮称) 筧善行 理事?副学長(研究?評価担当) |
心理学と医学の基礎を融合し 地域のニーズに応える専門職を 医学部臨床心理学科(仮称) 今井田克己 医学部長 |
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地域経済の活性化を担うひとづくり 未来を見据えた学部機能強化 経済学部 清水明 理事?副学長(企画戦略?特命担当) |
【お問い合わせ先】
●入試に関すること
香川大学 教育?学生支援室 入試グループ
TEL:087-832-1182
E-mail:sonyusi@jim.ao.kagawa-u.ac.jp
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●その他のこと
香川大学 広報室
TEL:087-832-1027
E-mail:soumkot@jim.ao.kagawa-u.ac.jp
(@を半角にしてご利用ください。)