活動目的:お医者さん体験を通じて医療に対する恐怖心の軽減と保健医療への関心の向上
? ?「かがわぬいぐるみ病院」は小学生以下を対象に、お医者さん体験をしてもらうことを通じて、医療に対する恐怖心の軽減と保健医療への関心の向上を目的として活動しています。昨年度は高松こども未来館や三木町で開催される「まんで願。」でお医者さん体験を実施し、いちご保育園では「着替え講習」と「手洗い講習」 を実施しました。
? ?私は、子どもたちの学びに携わることができると同時に、自分の学びにもなると考え、かがわぬいぐるみ病院に参加しようと思いました。実際、聴診器を使って 子どもたち自身や保護者の方の心臓の音を聞いてみたり、治療方法を一緒に考えたりする中で、子どもたちがだんだん積極的に話してくれるようになると、こちらもとても嬉しくなり、やりがいを感じます。また、保護者の方の子どもたちに対する声掛けは非常に勉強になります。恥ずかしがったり、緊張したりしている 子どもたちも、保護者の方が「一緒にやってみよう」と促してくださったり、包帯などの道具を使う時に「上手だね」と褒 めたりしてくださると、子どもたちもだんだんと興味を持って楽しそうにやって くれることが多いです。活動を始めた当初は子どもたちへの接し方が よく分からなかった部員も、活動をしていくうちに一人ひとりに合わせた接し方ができるようになっています。普段あまり子どもたちと交流する機会がないため、このサークルでの活動を通して、学生側 がとても多くのことを学んでいるように思います。
? ?私は将来、学校教育や医療現場で心理援助者として働きたいと考えているため、 本プロジェクトを通して小学生以下の子どもたちと関わるという経験はとても大切であると感じています。学生生活において、普段子どもたちと関わる機会はとても少ないため、コミュニケーションの取り方や、様々な個性への理解など、実際に関わることでしか得られない経験を させていただいていると考えています。 また、子どもたちと話していると、様々なことを彼らなりに感じ、考え、伝えようとしていることを知ることが出来ました。この経験から、子どもたちへの接し方にかなりの変化を感じています。
? ?かがわぬいぐるみ病院の活動は、多くの子どもたちの医療に対する恐怖心を軽減させ、保健医療に対する関心が高まるこ とと同時に、私を含めた本プロジェクトに参加する学生たちが成長できる活動であると考えています。今後も、地域の子どもたちとの関わりを大切にしつつ、「かがわぬいぐるみ病院」という活動を広め、 保健医療教育に貢献していきたいと思います。?
医学部3年
田口美夏
Taguchi Mika
私立高田高校(三重県)出身