キウイフルーツはマタタビ属の植物の一つですが、高温?乾燥や土壌の過湿に弱く、気候変動に伴う猛暑や多雨により、生育障害や枯死などが発生し、世界各地で問題となりつつあります。
そこで、キウイフルーツの環境ストレスへの耐性を高めるため、マタタビ属の類縁野生植物を活用して、種間交雑による高温耐性品種の育成や、耐水性台木の選抜に取り組んでいます。温暖地自生のシマサルナシとゴールド系のキウイフルーツの交雑により、香川大学と香川県が共同で育成した「さぬきキウイっこ?」は、小型で良食味であることに加え、高温や強風に耐え、強毒性かいよう病にも強い性質をもっています。また、多湿土壌でもキウイフルーツの栽培が可能となる耐性台木の選抜を進めています。
参考URL
さぬきキウイっこ?」品種の概要
https://www.actinidia-research.com/actinidia_kiwicco.pdf
耐水性台木の選抜
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hrj/20/3/20_265/_pdf
担当者
別府 賢治
区分:教員
職名:教授
所属:農学部
学外パートナー
香川県農業試験場府中果樹研究所